ガーンジー島の読書会の秘密2019/09/05


ガーンジー島の読書会の秘密

「ガーンジー島の読書会の秘密」 TOHOシネマズシャンテ
第2次世界大戦直後のロンドンで、作家のジュリエット(リリー・ジェームズ)は1冊の本をきっかけに、「ガーンジー島の読書会」のメンバーと手紙を交わすようになる。戦時中ナチスドイツに占領されていた島で、読書会と創設者の女性エリザベスは人々の心をつなぐ存在だった。興味を持ったジュリエットは、読書会の記事を書こうと思い、取材のためガーンジー島を訪れるが、エリザベスの姿はなかった。読書会のメンバーと交流していく中で、彼らがな秘密を隠していることに気付く……。
イギリス人にとって、読書は大切なもと感じます。最近では「マイ・ブックショップ」という映画もありました。ちょっと通じるところがあるかと思います。考えてみればシャイクスピアや「嵐が丘」や「ジェーン・エア」を書いたブロンテ姉妹もイギリス人ですね。映画の中でも語りあったり、ガーンジー島へ行くきっかけになったのも本が縁になっています。私もチャールズ・ラムの本でシェイクスピアを読んだのを、懐かしく思い出しました。
ガーンジー島は、自然豊かでとても美しい島です。そこで暮らす人たちと、初めは拒絶されている感じもするのだけど、次第に仲良くなっていくジュリエット。戦争中に何があったのか、ちょっとミステリー仕立てになっています。主人公のリリー・ジェームズのファッションが、とてもおしゃれでした。謎が少しづつ解明され、期待を裏切らない話の流れで、私の好みの映画でした。

★★★★★ 5-