悲嘆の門 上・中・下2019/08/30


悲嘆の門

「悲嘆の門 上・中・下」 宮部 みゆき・著 新潮文庫
大学一年生の三島孝太郎は、先輩の真岐に誘われ、インターネット上に溢れる情報の中で、法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、調査するサイバー・パトロール会社でアルバイトを始める。ある日、全国で起きる不可解な殺人事件の監視チームに入るよう命じられる。その矢先、同僚の大学生が行方不明になる。孝太郎も彼の足取りを追っている途中、元刑事の都築と出会い、協力して関連している事件を調べ始める……。
ファンタジーというには、全体的に暗いです。「英雄の書」の続編と言っていいのかどうか、姉妹編という感じ。「英雄の書」の主人公ユーリも出てくるが、少し成長して大人っぽくなっていました。「英雄の書」を読んでからでないとわかりにくいです。
「悲嘆の門」の方が読みやすくて、サクサクと読めました。
インターネット上の陰湿な書き込みやら、衝撃的な殺人事件、次々といろんなことが起きます。いくつかの事件には関わりもあります。
嫉妬や悪意が渦巻く現代社会が怖いのですが、面白かったです。現代的な部分と、異郷の地の実在しない世界が両方交わっていました。ごく普通の大学生だった主人公が、多くの事件に触れて、変わっていってしまうのが心配でした。

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