古手屋喜十 為事覚え2019/08/05


古手屋喜十 為事覚え

「古手屋喜十 為事覚え」 宇江佐 真理・著 新潮文庫
お江戸は浅草のはずれ、田原町で小さな古着屋を営む喜十。女房のおそめと二人、子がいないことを除けば日々の暮らしには不満はない。しかし、北町奉行所隠密廻り同心・上遠野平蔵の頼みで、何かと探索の手助けをする破目になる。
喜十は30代で、特にパッとした男でもない。つつましくも妻と仲良く暮らしています。古着屋の主人という立場で見たことや、感じたことで、事件に関わっていきます。江戸の庶民の生活がとてもよくわかり、ドラマティックさはないけど、しみじみとした人情が伝わる、短編連作集でした。喜十がごく普通の人ながら、筋の通ったところがあり、奥さんとも良いコンビです。日々の中の小さな喜びや悲しみが伝わりました。こういう本、好きです。

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