スパイダーマン ファー・フロム・ホーム2019/07/10


スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」 TOHOシネマズ日比谷
夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーター(トム・ホランド)は、旅行中にMJ(ゼンデイヤ)に告白しようと計画していた。ヴェネチアに着いたピーターたちの前に、水を操るモンスターが出現。街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)が人々の危機を救う。さらに、ピーターの前にアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れる……。
「アベンジャーズ エンドゲーム」後の話なので、それを見ていないとわかりにくいと思いました。私は見ていたから良かったけど、マーベル作品がみんなつながりがあるようになってきて、全部見ておかないという気持ちにさせられます。好きな人には良いけど、独立した話でも良いのにと思いました。
今作品は、アメリカ人であるピーターたちが、ヨーロッパを訪れて、そこでいろいろ事件がおき、ピーターがスパイダーマンとなって活躍します。まだ高校生のピーターは、ヒーローとしての重圧と好きな人に近づきたい気持ちもあって、いろいろ揺れ動きます。世界の名所でのバトルがみどころす。ヴェネチア、ベルリン、プラハ、ロンドンへ。大きなスクリーンで見る跳躍するスパイダーマンは、爽快です。もっと見たいくらいです。
アクション・ヒーローものだけど、青春映画の趣きが強くて面白かったです。
トム・ホランドは身体能力もすばらしいし、恋に悩む若者役にもぴったりです。

★★★★☆ 4

COLD WAR あの歌、2つの心2019/07/11


COLD WAR

「COLD WAR あの歌、2つの心」 ヒューマントラストシネマ有楽町
冷戦下のポーランド。歌手志望のズーラ(ヨアンナ・クーリグ)は、ピアニストのヴィクトル(トマシュ・コット)と出会い、愛し合うようになる。ヴィクトルは政府の監視を逃れて、パリへと亡命する。歌手になったズーラは、公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会。パリで一緒に暮らすが、やがてポーランドに戻ることに。
15年にわたって、別離と再会を繰り返す2人の愛の軌跡。こう言うと、ちんぷに感じるかもしれないけど、モノクロ映像のコントラストが映し出す世界が、とても芸術的です。歌も素晴らしいです。特に、パリのナイトクラプのような場所で、歌っているところなんか、カッコイイです。
パベウ・パブリコフスキ監督の「イーダ」がすごく良かったけど、こちらの作品もシックで大人な雰囲気で良かったです。
ズーラ役のヨアンナ・クーリグは、きれいなだけではなく、色気があります。ちょっとジェシカ・チャスティンに似ているように思いました。

★★★★☆ 4+

チキンの大葉タルタル南蛮2019/07/12



“カフェソラーレTumugi”有楽町マルイ店でごはん。甘いものメニューもあるようなので、今度食べてみたいな。

トイ・ストーリー42019/07/14


トイ・ストーリー4

「トイ・ストーリー4」 TOHOシネマズ日本橋 字幕版
ウッディ(声:トム・ハンクス)たちの新しい持ち主となった女の子ボニーは、幼稚園の工作で作ったフォーキーを家に持ち帰る。ボニーの一番のお気に入りとなったファーキーだったが、使い捨てのフォークやモールでできたフォーキーは、自分をゴミだと認識していて、逃げ出そうとする。ボニーを悲しませない為に、ウッディは必死にフォーキーを連れ戻そうと追いかけ、その折りに、かつての仲間だったボー・ピープと再会する。一方、なかなか戻ってこないウッディとフォーキーを心配したバズたちも2人の捜索に乗り出すが……。
とても面白かったです。かつては、アンディのおもちゃたちだったウッディたちは、すでに長いつきあいで、チームのように結束しています。自分に価値をみいだせないフォーキーを通して、そういう人達に自分は大切な存在なんだと語りかけるテーマなのかと想像していたら、そんな内容でもなかったです。
家から離れた先で大冒険というのは、いつものパターンではあるけど、冒険と友情と、今回はロマンス色も強かったです。
ウディが再会したボー・ピープは頭が良くて、困難に打ち勝つ術を身につけていて、ウッディを助けてくれます。今回登場したアンティークドールのギャビー・ギャビーがちょっと怖かったです。腹話術の人形を味方につけ、それが襲ってくる様はもはやホラーでした。他にもモフモフのぬいぐるみコンビのダッキー&バニーやデューク・カブーンというスタントマン人形などが登場します。デューク・カブーンの声はキアヌ・リーブスです。
おもちゃたちの友情や、ウッディの人の良さがよく表れています。小さい子どもから大人まで楽しめます。笑いも多かったです。
物語は意外な展開へ。ちょっと泣けてしましました。感動しました。

★★★★☆ 4+

紙博 IN tokyo 20192019/07/15



紙博というのに行って来ました。初めてです。入場料が500円かかります。紙ものが好きなので、ポストカードやレターセットなど、いろいろ買えました。人が多かったです。


紙博、浅草だったので、よく行く天丼のお店“秋光”へ。穴子、えび、野菜の天丼です。カリッとして美味しかったです。

みたままつり20192019/07/16



紙博へ行った日、靖国神社のみたままつりへ行きました。ちょっと雨が降っていましたけど、人はいっぱい出ていました。一緒に行った友人は初めてだそうです。
屋台もいっぱい出ていて、にぎやかでした。

松方コレクション展2019/07/17


松方コレクション展

「松方コレクション展」 国立西洋美術館展
神戸の川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)を率いた松方幸次郎(1866-1950)は、第一次世界大戦による船舶需要を背景に事業を拡大しつつ、ロンドン、パリで大量の美術品を買い集めます。しかし、その後の昭和金融恐慌のあおりで経営破綻に陥り、コレクションを流転の運命をたどります。売られたもの、ロンドンの倉庫火災で焼失したもの、第二次世界大戦末期にフランス政府に接収されたもの等。
戦後、フランス政府は日仏友好のためにその大部分を「松方コレクション」として日本に寄贈返還することを決定しました。このコレクションを受け入れて展示するための美術館として、1959年、国立西洋美術館が誕生したのです。
国立西洋美術館は60周年を迎えました。
松方幸次郎は、日本人に本物の芸術を見せるために、美術館を作ることを夢みていたのですが、生前はそれは叶わなかったのですが、今日、私たちは松方幸次郎のおかげで、多くの美術品を日本で見ることができます。今回の展示の作品の中には普段から常設展で見ることがきる作品もあります。しかし、この企画展では、更に多くの作品が一堂に会しています。
2016年に発見されたモネの«睡蓮、柳の反映»も見ることができます。


   フィンセント・ファン・ゴッホ«アルルの寝室» オルセー美術館


    「モダン・ウーマン-フィンランド美術を彩った女性芸術家たち」
常設展の中で、こちらの展覧会も同時に見ることができます。


上野へ行ったら“みはし”のクリームあんみつ。一緒に行った友人が特に好きといつも言っているけど、私もみはしのクリームあんみつが好きです。美術館のチケットを見せると白玉2個サービスになります。

ロング・ロング・アゴー2019/07/18


ロング・ロング・アゴー

「ロング・ロング・アゴー」 重松 清・著 新潮文庫
最後まで誇り高かったクラスの女王さま。親戚中の嫌われ者のおじさん。不運つづきでも笑顔だった幼なじみ。大人になって思い出す小さい頃の話や、再会の話など、6つの短編集。
1つめの「いいものあげる」と最後の話「再会」だけが、関連のある話でした。
ひとつひとつが短いけれど、グッとくる良い話でした。でも、無神経だった子ども時代や、子どもなりの悩みが出てきて、ちょっと息苦しい気もしました。
「いいものあげる」が私は一番印象深かったです。大型ショッピングセンター建設の責任者として、赴任する父に付いて、転校してきた主人公は、その田舎町にもとからあるデパートの娘である、いわばお嬢様と同じクラスになるのだが、ショッピングセンターができることによって、そのデパートの経営に影響していきます。
あとがきに書いてあったけど、再会というのは大人の特権で、別れがあるから、再会がある、別れている期間がなければ再会は成立しないものなのだそうです。確かにそうだなぁと思いました。再会しないままのことは多いけど、別れている期間が長いほど、感動的だったり、再会したら、昔のことを懐かしんだり、まさに大人にならないと経験できないかも。思えば、自分もたくさんの再会がありました。友情が復活したり、良いものだと思います。

新聞記者2019/07/19


新聞記者

「新聞記者」 角川シネマ有楽町
東都新聞の記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)のもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎(高橋和也)と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺をしてしまう。真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになる。
フィクションではあるけれど、現代の日本政権で、似たような話や事件を知っているので、どこかドキュメンタリーがまざっているような感じがしてしまいます。
全体的にシリアスな内容でした。田中哲司、北村有起哉など、実力派の俳優たちのキャスティング。見たかったのは、韓国の女優シム・ウンギョンです。「怪しい彼女」「サニー 永遠の仲間たち」などのコミカルなイメージでしたが、グッと大人っぽくなっていました。日本人の役なのかと、興味を持っていました。生まれも育ちもアメリカで日本と韓国のハーフという役柄だったので、違和感はなかったです。日本語もかなり上手でした。
参議院選挙も近いこの時期に公開されることに、意義があるのかもしれません。私は命を狙われたり、もっと劇的な展開があるのかと思っていたけど、そうでもなく静かに訴えかけるような映画でした。

★★★★☆ 4-