シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢2019/07/30


シンク・オア・スイム

「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」 新宿ピカデリー
2年前からうつ病を患い、働いていないベルトラン(マチュー・アマルリック)は、引きこもりがちな毎日を送っていた。ある日、地元の公営プールで男子シンクロナイズドスイミングのメンバー募集を見て、興味を持つ。参加してみると、チームのメンバーはいずれも家庭や仕事、将来など、ベルトランと同じように何らかの不安を抱えるおじさんの集団だった。コーチであるシンクロ選手のデルフィーヌの指導のもとで、さまざまなトラブルに見舞われながらも彼らはトレーニングに励んでいく。そんな彼らが無謀にも世界選手権参加を決意する……。
シンクロ、今はアーティスティックスイミングというのでしたっけ。すごく難しいそうで、最後の方は上手くなって、きれいに足など出しているけど、きっと、顔の見えないところは替え玉でやっているのだろうなぁと思います。それでも、顔も見えるシーンもいっぱいあるし、頑張って練習したのでしょう。
「ウォーターボーイズ」のさえない中年おじさん版って感じもしますが、マチュー・アマルリック、ギョーム・カネ、ジャン=ユーグ・アングラードなど、見たい俳優さんがいっぱい出ているので、うれしかったです。ぽっちゃり中年男性たちが、頑張る面白い話でした。想像はつく結末ですけど、スウェーデンの実話が基になっているそうです。「シンクロ・ダンディーズ!」というイギリスでも映画にしていて、今年日本で公開するそうです。そちらも見てみたいです。

★★★★☆ 4