パリ、嘘つきな恋2019/05/26


パリ、嘘つきな恋

「パリ、嘘つきな恋」 東劇
パリの大手シューズ代理店に勤めるジョスラン(フランク・デュボスク)は、美女を見ると所構わず口説いてしまう遊び人。ある日、亡くなった母の家で母の車椅子に座っていた彼は、その家を訪ねてきた美女ジュリーに足が悪いと間違えられたので、彼女の気を引くため、誤解させたままにした。ジュリーの姉フロランス(アレクサンドラ・ラミー)も、車椅子の生活をしているのでと紹介される。フロランスはバイオリニストで、車椅子テニスもやっていて、魅力的に活躍している姿に、次第に惹かれていくジョスランだったが、最初の嘘をなかなか打ち明けられない。真剣になればなるほど、嘘をついていたことで、彼女が離れていくことが怖くなってしまうのだった……。
人気コメディアンのフランク・デュボスクが、監督・脚本・主演だそうです。初監督作品にして、フランスで大ヒットしたとか。
大人(中年)のラブコメディでした。歩けないふりをして、あの手この手で、ごまかす姿がおかしいのです。フロランスを演じた女優さんは車椅子テニスや楽器演奏もこなしてすごいなぁと思いました。特に車椅子でのテニスは難しそうです。ハリウッドでいうとキャメロン・ディアスのようなタイプでした。
ラストへ向かっていくところは、強引な気もしたけど、全体的に軽妙で明るくて楽しい映画でした。

★★★★☆ 4

ビーフシチュー2019/05/27



浅草の“グリル佐久良”へビーフシチューを食べに行きました。友人が5月に誕生日で、この店のビーフシチューが食べてみたいというリクエストだったので。
夜は5時オープンとなっていたので、オープン前に並んで入りました。予約はできないみたいです。
ミックスグリルというボリュームたっぷりの人気メニューもあるようです。私もビーフシチューとトーストにしました。トーストは9分割されていて食べやすくなっています。切れ目が入っているだけではなく、切ってあるのです。
ビーフシチューは味は濃厚ではあるけど、サラサラっとしているので、意外とあっさりといただけます。とはいえお腹はいっぱいになったけど。肉はやわらかくて、いっぱい入っています。


“カフェ・ムルソー”へ行ってカフェオレ。


眺めの良いカフェです。


おしゃべりしているうちに、だんだん暗くなっていきました。


帰りに見たら、スカイツリーは星条旗カラーになっていました。トランプ大統領来日に合わせているらしい。25日土曜日の写真です。

まゆみのマーチ 自選短編集女子編2019/05/28


まゆみのマーチ 自選短編集女子編

「まゆみのマーチ 自選短編集女子編」 重松 清・著 新潮文庫
歌が大好きな女の子、まゆみは小学校の授業中にも歌を口ずさんで、教師の指導がきっかけで、学校へ通えなくなってしまう。いつも優しく見守った母が伝えたもは……。他にいじめに巻き込まれた少女の孤独な闘いを描く「ワニとハブとひょうたん池で」など、いじめや心因性の問題などが多い短編集。
親の目から見たものや、子どもの気持ちなどを考えさせます。
でも、どれもちょっと辛い気分になりました。学校とか女の子同士とか、なぜ面倒なことになってしまうのか。いじめは解決できず、繰り返されている問題なのでしょうね。

パリの家族たち2019/05/29


パリの家族たち

「パリの家族たち」 YEBISU GARDEN CINEMA
5月のとある日。女性大統領のアンヌは、職務と母親業の間で不安に揺れていた。ジャーナリストとして働くシングルマザーのダフネは、仕事を優先するあまり思春期の子どもたちとの関係が上手くいかない。独身を謳歌する大学教授ナタリーは、教え子との恋愛を楽しんでいる。花屋で働くココは、恋人の子どもを妊娠し、思い悩む……。
パリの女性たちの群像劇のような感じ。どの女性もサラッと語られて、次の場面に切り替わっていくのだけど、つながりがあるところもあって、だんだん状況がわかってきます。そえぞれの親子や家族、人間関係があり、それぞれに問題を抱えていたりします。特に「母」がテーマで、男の人よりも女性が中心になっています。原題が「母の日」という意味らしいので、それなら納得の内容でした。母の日は、世界では日にちは違っていたりするけど、多くの国にあるのですね。母の日の由来もわかりました。発祥はアメリカです。
主人公が多すぎる気もしますけど、それぞれに魅力的な女性たちです。フランスの生活や会話が日本とはかなり違って面白いです。でも、初めはあまりにいろいろな人が出てきて、話が変わっていくから、えーと、この人はどの人だっけと、とまどいもありました。

★★★☆☆ 3+

オンネリとアンネリとひみつのさくせん2019/05/30


オンネリとアンネリとひみつのさくせん

「オンネリとアンネリとひみつのさくせん」 YEBISU GARDEN CINEMA
フィンランドの児童文学「オンネリとアンネリ」シリーズの実写映画化第3弾。
オンネリとアンネリの家の前に、身寄りのない孤児たちが暮らす「子どもの家」ができる。高い柵に囲まれたそこは、所長のミンナ・ピンナが子どもたちを厳格なルールで支配する自由のない場所だった。ある日、逃げ出した少年から施設内でのひどい扱いを聞かされたオンネリとアンネリは、子どもたちを助けることを決意。近所の親しい人たちと、ひみつのさくせんを開始する。
同じキャストで演じているのだけど、主人公の2人の女の子はちょっと大きくなってきていて、女っぽいです。かわいい色合いやゆったりした雰囲気は変わらず、子ども向けらしく、絵本のような世界でした。ファッションもかわいいです。水色の外壁の家も、中のインテリアもかわいいです。対照的に新しくできた孤児たちの家は、モノトーンで、何も遊びのないシンプルな作り。孤児たちのファッションは、所長の指示で全身灰色です。気分も沈んでしまいそう。そんな子どもたちを救おうとするお話でした。前作の「オンネリとアンネリのふゆ」に出てきた小さい一族の親子も協力してくれます。魔法がつかえる隣りの姉妹や、警察官夫婦とおなじみのメンバーです。女の子とお母さんで見に来ている人が多いようです。母娘で見るのにちょうど良さそうな映画でした。

★★★☆☆ 3+

名探偵ピカチュウ2019/05/31


名探偵ピカチュウ

「名探偵ピカチュウ」 TOHOシネマス日比谷 字幕IMAX・3D
父と疎遠になっていた青年ティム(ジャスティス・スミス)は、ある日、人間とポケモンが共存する街ライムシティに住んでいた父・ハリーが亡くなったことを知らされる。父の家に行ったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“ピカチュウ(声:ライアン・レイノルズ)と出会う。かつてハリーのパートナーだったというピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信していて、事件を調べることを提案される……。
ポケモンのことはあまり知らないから大丈夫かなと思ったけど、楽しめました。詳しい人の方が、もっとよく理解できるのだろうと思いますが。ライアン・レイノルズとビル・ナイが好きなので、見に行きました。時間が合ったのでIMAX・3Dになってしまったけど、安い方がいいので字幕で普通のが良かったのですが、確かに映像はきれいでした。
ポケモンは人間と1対1でパートナーになるものなんですね。それは良いですね。でも、基本言葉は通じないのですが、今回の映画ではティムにはポケモンがいなくて、なぜかピカチュウは人間の言葉が話せるのです。でも、他の人には「ピカピカ」としか聞こえないのです。ピカチュウが話せるには理由があったのですが、そういうことだったのかと最後に納得しました。
刑事役に渡辺謙が出ていて、すっかりハリウッドスターですね。「ゴジラ」もあるし。ティムの日本語吹替えをしている竹内涼真もちょっとだけ出演していました。出演していたとは知らなかったです。
ピカチュウはかわいかったです。モフモフ具合がきれいでした。

★★★☆☆ 3+