もののけ本所深川事件帖 オサキと江戸のおまんじゅう2019/04/25


オサキ江戸のおまんじゅう

「もののけ本所深川事件帖 オサキと江戸のおまんじゅう」 高橋 由太・著 宝島文庫
人気菓子屋「ゆきや」の女主人・雪は、父が亡くなって以来、客離れに悩んでいた。周吉はゆきやを手伝うように言われ、奉公人として、近々開かれるまんじゅう大食い合戦に出場し、店の宣伝をすることになった。だが一方で番頭の源七が商売敵に引き抜かれ、落ち込む雪は店を閉めようとする。店の看板を守るため、雪に代わって大食い合戦用のまんじゅう作りにも挑む周吉。その最中、厨房から何か怪しい音が…。
シリーズ第七弾。
同じシリーズで前に「鰻大食い合戦へ」というのがあったので、今度はおまんじゅう。大食い自慢の出場者は同じ面々なので、ちょっとくりかえしかと思ったら、スムーズに周吉が出場できる状況ではなくなっていきます。
周吉は細身の色男なので、それほど食べられないのですが、周吉にとりついている妖狐オサキが、人には見えずいくらでも食べられるのです。その力を使おうと思っていたのですが、おまんじゅう屋の代替わりにまつわるあれこれでした。
このシリーズは残すところあと1冊です。

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