家族のレシピ2019/03/24


家族のレシピ

「家族のレシピ」 丸の内TOEI
群馬県高崎市で人気のラーメン店を営む父(伊原剛志)と共に働いていた真人(斎藤工)。突然亡くなった父の遺品から、真人が10歳の時に亡くなったシンガポール人の母が書いた日記やレシピの書かれたノートと写真を見つける。真人は忘れかけてい過去を埋めるため、シンガポールへ旅立つ。シンガポール在住のフードブロガーの美樹(松田聖子)に協力してもらい、肉骨茶(バクテー)がおいしかった叔父の営む店を探そうとする。そして、これまで知ることのなかった家族の歴史と向き合うこととなる。
シンガポール・日本・フランス合作で、監督はシンガポール出身のエリック・クー。
たくさんのシンガポールの美味しそうな料理が出てきたのですが、私は初めに出てきた高崎のお店のラーメンが一番美味しそうでした。
シンガポールのシーンが多いけど、高崎もかなり出てきます。だから、だるまや高崎観音など、外国の人が見たら不思議な感じもするかもしれないです。
配役はどうなんだろう、知らない俳優さんの方がすんなり見れたかも。松田聖子さんといえば日本では歌手でスターだし、ちょっと違和感はありました。きれいでしたけど。
斎藤工演じる真人がよく煙草をすっているのが、最近の日本映画では少ないから、なくても良いのかなと思いました。人物像がブレてしまいそうです。
日本とシンガポールの歴史、あまり知らなかったです。家族のわだかまりを解いていくような話でした。原題は「ラーメン・テー」だそうですが、映画を見ると納得です。
全体的には良かったと思います。見に行く時は、お腹がすいていると辛いです。そして、終わった後にラーメンを食べたくなります。

★★★☆☆ 3+