ねことじいちゃん2019/03/15


ねことじいちゃん

「ねことじいちゃん」 ヒューマントラストシネマ有楽町
とある小さな島に住む70歳の大吉(立川志の輔)は、2年前に妻に先立たれて以来、飼い猫のタマと2人きりで暮らしている。幼なじみの巌(小林薫)をはじめ多くの友人や猫がおり、穏やかな日常が流れていた。東京で暮らす息子はひとり暮らしの父を心配しているが、大吉もタマも自由気ままな現在の生活に満足している。
しかし、親しい友人の死や大吉自身の身体の不調など、ずっと続くと思っていた日常に少しずつ変化が訪れはじめ……。
動物写真家の岩合光昭が監督しています。猫のシーンは、岩合さんの写真みたいに、いきいきと猫の表情や動きがとらえられています。
島で猫は大切にされ、かわいがられていて、のびのびと生活しています。年寄りが多くなった島ですが、若い人とも交流し、助け合いながら生活しています。
タマ役の猫は風格があって、芸達者だと思います。100匹以上の中からオーディションで選ばれたそうですよ。
出てくるお料理がおいしそうでした。豆ごはんやおいなりさん。あ、やっぱりフードスタイリストの飯島奈美さんの仕事なんだなぁ。
ほのぼのとする映画だけど、独居老人の問題にも焦点をあてています。
落語家の立川志の輔さんですが、今はすっかり「ガッテン!」司会のイメージが強くなっています。主役のおじいさんというのは合ってはいたけど、不思議な感じもしました。

★★★☆☆ 3+

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