天国でまた会おう2019/03/06



天国でまた会おう

「天国でまた会おう」 TOHOシネマズシャンテ
第1次世界大戦の終結目前。仏軍のプラデル中尉(ローラン・ラフィット)からの不条理な攻撃命令に従ったアルベール(アルベール・デュポンテル)は命の危機に。良家の御曹司で絵の才能があるエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)に、救われる。しかし、その後、エドゥアールの方が顔に重傷を負ってしまう。父親と確執のあるエドゥアールは、家に帰りたくないと言って、アルベールの協力で、戦死を偽装し他人になりかわる。2人は戦後、パリで貧しい共同生活をしていた。憎き上官プラデルは、エドゥアールの実家に取り入って、好き放題していた。そんな折り、エドゥアールは、壮大な詐欺計画を思いつく……。
流れは原作と同じだったけど、うまくまとめてあって、芸術性も高くて、映像にして成功しています。本で想像していたよりも、街やエドゥアールの作る仮面がかっこよくて、絵も上手で良かったです。戦争中もスケッチを描いているのだけど、その絵がエゴン・シーレ風でした。省略してあることも多いけど、登場人物はだいたい出ているし、特徴もとらえています。アルベール役の人がこの映画の監督でした。原作よりも年齢が高くなっていたけど、イメージは合っていました。怪我のせいで、うまくしゃべれないエドゥアールに変わって、いつも手伝ってくれているかわいい女の子ルイーズが通訳をしてくれ、3人が良い関係になっています。ただ辛いことだけじゃなく、ホッとするところもあって、終わり方も良かったです。

★★★★☆ 4+

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