ゴッズ・オウン・カントリー2019/02/15


ゴッズ・オウン・カントリー

「ゴッズ・オウン・カントリー」 シネマ―ト新宿
イギリスのヨークシャー地方。祖母と病気の父と暮らし、寂れた牧場を切り盛りする青年ジョニー(ジョシュ・オコナー)。孤独で閉塞的な日々を送っている。羊の出産シーズンで、ルーマニア人のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)を、臨時雇用する。はじめのうちは、しっくりいかないジョニーとゲオルゲだったが、ゲオルゲの仕事ぶりや態度から、ジョニーはこれまでに感じたことがない感情を抱き始める……。
大自然相手に、大変な労働、気晴らしに酒とセックス。ゲオルゲと会ってから、ジョニーは変化していきます。羊の出産とか、いろいろ生々しかったけど、男性同士のラブストーリーが中心でした。神の恵みの地(ゴッズ・オウン・カントリー)は、神々しいし、積み上げていく石塀は、いかにもイギリスらしい光景です。
主演の2人ともかっこ良くて、特にゲオルゲは、ジョニーの方が雇い主なのに、教育してあげているようです。荒々しくも繊細な映画でした。見終わった後も、この映画のことを反芻してしまう。

★★★★★ 5-