マチルド、翼を広げ2018/12/27


マチルド、翼を広げ

「マチルド、翼を広げ」 映画美学校試写室(試写会)
パリで暮らす9歳の少女マチルド(リュス・ロドリゲス)は、少し変わり者のママ(ノエミ・ルボフスキー)の突飛な言動に振り回されてばかりで、学校でも友だちができず孤独な毎日を送っていた。そんなある日、ママが小さなフクロウを連れて来る。そのフクロウはなんと話すことができ、マチルドに理知的な言葉を投げかけ、アドバイスもしてくれる。フクロウと幸せな時間を過ごすマチルドだったが、やがてママがまた騒動を起こし……。
ノエミ・ルボフスキー監督が情緒不安定な母親役を自ら演じています。子ども時代の自分の体験が基になっているようです。母は、病気だと思うけど、何と言ったら良いのか、正気を失っていて、奇行を繰り返します。困ったママだけど、マチルドはママと一緒にいたい気持ちも強くて、複雑な心情です。シビアな問題だと思うのだけど、知的なフクロウやユニークな母娘の関係が、明るく描かれていました。色合いもビビッドで良かったです。離婚して離れて住む父役はマチュー・アマルリックで、母娘のことを心配して見守ってくれています。マチルドがかわいらしかったです。フクロウも良かったです。フクロウの声はマチルドにしか聞こえないのです。

★★★☆☆ 3+

コメント

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_ 象のロケット - 2018/12/27 21:13

フランス・パリ。 友達がいない9歳の少女マチルドは、情緒不安定で奇行が目立つ母と2人暮らし。 ある日、マチルドは母から一羽のフクロウをプレゼントされる。 驚くことにそのフクロウは、人間の言葉を話すのだ。 しかし、それはマチルドにしか聞こえない。 フクロウという友達が出来て、マチルドは明るくなっていくが…。 ファンタジック・ドラマ。