天衣無縫 ― 2018/11/27
「天衣無縫」 浮穴 みみ・著 双葉文庫
三保の松原に舞い降りた天女の妙耶は、羽衣を盗賊に盗まれてしまい、天に戻れなくなってしまう。その賊に親と許嫁を殺され、敵討ちを誓った菓子職人の太一と共に、妙耶は盗賊の行方を追って江戸へ。
初めは人間のことが理解できなかった妙耶ですが、多くの人と出会い経験することで、人間の心のありように触れていく。
太一は元は菓子職人で、和菓子がいっぱい出てきました。天女の話言葉が、高貴な人のような感じなので、市民とはかけ離れいて、自分は天女だと言うし、周囲の人はちょっとおかしい、もしくは気のふれている人だと思われています。おいしいお菓子には目がなくて、食べるシーンが多いです。あっさりと読める本でした。
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