巡る桜 上絵師律の似面絵帖2018/10/14


巡る桜 上絵師律の似面絵帖

「巡る桜 上絵師律の似面絵帖」 知野 みさき・著 光文社時代小説文庫
念願の着物の仕事は終わったものの、また巾着絵の仕事を頼まれるも、ライバル出現で、仕事は半減、焦る律であった。そんな折り、律の想い人・涼太の店、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。どうやら商売敵の差し金のようで、調査をするのだが、信用を失うことの大変さで、律と涼太ともすれ違いが起こる……。
シリーズ第4弾。涼太はお茶を売る店の若旦那ということもあり、お茶を飲むシーンが多いのです。商売だけではなく、ホッと一息つく、みんなでお茶を飲むのは、美味しそうに感じます。涼太も律も仕事は違えど、信用の大切さを身を持って感じる内容だと思います。プロとしての誇りをかけ、恥かしくない仕事をしないとならないのです。

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