顔たち、ところどころ2018/09/22


顔たち、ところどころ

「顔たち、ところどころ」 シネスイッチ銀座
ヌーヴェル・バーグの頃から活躍している女性監督・アニエス・ヴァルダと、若手アーティストのJRが、一緒に旅をしながら、作品を作り上げていくロードムービースタイルのドキュメンタリー。


54歳も年の離れた2人が、カメラの付いた車で、フランスの田舎を巡り、いろんな人と出会い、会話しながら、写真を撮って、作品を作りあげていきます。大型のモノクロ写真を壁に貼っていくのだけど、それがみごとです。芸術的で斬新です。みんなが喜んでくれます。
JRが優しくてかっこいいです。ファッションもシンプルで良いです。常に帽子をかぶり、サングラスをかけています。アニエスの方はカラフルなファッションです。
アニエス・ヴァルダは「シェルブールの雨傘」などを監督したジャック・ドゥミの奥様です。アニエスが監督した「ジャック・ドゥミの少年期」が私はとても好きです。
2人が作り出す見たことのない芸術作品を見ることができて、会った人を笑顔にします。2人の雰囲気がとても良いし、チャーミングな映画でした。

★★★★☆ 4+