のみとり侍2018/06/01


のみとり侍

「のみとり侍」 TOHOシネマズ日比谷
長岡藩藩士・小林寛之進(阿部寛)は、藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「のみとり」の仕事に就くよう命じられる。それは文字通り猫ののみを取って日銭を稼ぐものだが、実際は床で女性に愛をお届けする裏稼業であった。早速仕事を始めるものの、初めての客であるおみね(寺島しのぶ)から下手くそと罵られる。その後、伊達男・清兵衛(豊川悦司)の指南によって腕を磨いていく。そんな中、老中・田沼意次の失脚を受けてのみとり禁止令が敷かれ、寛之進らは突如として犯罪者扱いされてしまう。
芸達者なメンバーが脇を固めていて、コメディタッチに仕上げられていました。実際にのみとりの仕事があったのか、あったとしても、裏稼業もあったのかは疑問ですが、変わった稼業の話でした。藩のいざこざに巻き込まれるわけですが、ここらへんがよくわからなかったです。主人公は勉強熱心で真面目、おまけに剣が立つ侍でした。清兵衛をのぞかせてもらって、驚いているところは「テルマエ・ロマエ」みたいでした。

★★★☆☆ 3

コメント

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_ ここなつ映画レビュー - 2018/06/14 12:11

役者は良かった。ただし、54分民放テレビドラマなら。この作品は1時間半も引っ張る話ではない。っていうか、エロシーン長過ぎ。あそこを纏めれば少しは中ダレしなかったのかな、と思う。「こんな時代劇が観たかった!」と煽られても、「え〜…別に〜」という感じなのだ。役者はみんなそれぞれの役どころに上手く落とし込まれていて、キャスティングは秀逸だった。斎藤工は美味しい役だった。昔ならあの役は西島秀俊が演じたのではないかと思う。阿部寛は、と言えば…。悪くないんだけど、「テルマエロマエ」の立ち位置や言い回しとどう違うのかがわからない。疑問系の独白が多く、オチも自ら語ってしまう自家中毒状態。日本という異文化を訪…