白に染まる2018/05/09


白に染まる

「白に染まる 着物始末暦 9」 中島 要・著 ハルキ文庫
シリーズ第九弾。
晴れて夫婦となった着物始末屋の余一と、一膳飯屋の看板娘・お糸。しかし互いに忙しく、夫婦の暮らしはすれ違いが続き、お糸はひとり思い悩んでいた。その頃、大隅屋の若旦那・綾太郎は、西海天女と呼ばれている唐橋花魁が吉原で着る最後の打掛を依頼されたことが江戸中の噂になり、見せてほしいと店に押しかけられて、うんざりしていた。唐橋に袖にされて恨みをもつ札差の澤田屋は、京の老舗呉屋問屋、井筒屋江戸店も協力し、唐橋の最後の花魁道中を妨害しようと企んでいる。果たして花魁の最後の着物はどういうものか、無事に終わるのか……。
この本のメインは花魁道中だと思います。美しい情景が目に浮かぶようです。お糸の幼なじみのおみつにも意外な展開がありました。あと1冊で完結するようです。終わってしまうのがなごりおしいような、でもみんながうまく納まっていくところを見たいような気持です。このシリーズの表紙もきれいで好きです。

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