荒神2018/04/20


荒神

「荒神(こうじん)」 宮部 みゆき・著 新潮文庫
時は元禄、東北の小藩の山村に怪物が現れ、村は一夜にして壊滅する。隣り合う藩で、藩主の側近の妹・朱音が、怪物に襲われ逃げ延びてきた少年を救出する。迫りくる危険を知った朱音と、浪人の宗栄たちは、怪物襲来にそなえようとするのだが、藩同士のいがみあいがあったり、朱音の兄は怪物を自ら操ろうと企む。
果たして怪物の正体とは……。
見てないけど「シン・ゴジラ」のような、モンスターパニック映画みたいな内容でした。読んでいる時に「パシフィック・リム アップライジング」を見たら、これも似ているかもと思いました。正体不明の見たこともない大きな怪物が大暴れする時代物でした。二つの藩の歴史も絡み、いがみ合いがあるのですが、朱音の周囲には良い人が多くて、平穏な生活が再び訪れると良いなぁと祈ります。しかし、そのためには難しい決断をくださないとならないのかと思いました。

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