シェイプ・オブ・ウォーター2018/03/13


シェイプ・オブ・ウォーター

「シェイプ・オブ・ウォーター」 TOHOシネマズ日本橋
1962年、冷戦下のアメリカ。政府の研究施設で清掃員として働く女性イライザ(サリー・ホーキンス)は、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”に興味を持ち、こっそり会いに行くように。声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イラザは“彼”の危機を知る……。
ご存知アカデミー賞作品受賞作品。ギレルモ・デル・トロ監督、大好きです。冒頭は水の中から始まって、ファンタジックな雰囲気。昔の映画っぽさもあって、素敵な映画でした。「パンズ・ラビリンス」の方が私は好きだけど、この作品も良かったです。切ないラブロマンスでもありました。でも、偏見や差別を受けているマイノリティの人々のことを描きたかったようにも思います。現代も世界では移民や異人種、異宗教等で、抑圧されている人がいます。いや、もしかして普通の日本の会社や学校の中にも、理不尽な差別や偏見があるのではないでしょうか。
寓話的な話の割に、生々しさがあって、R15+というのも納得しますけど、その生々しさはもう少し控えめでも良かったようにも思いました。
イライザのファッションや小物、建物など、おしゃれな映画でした。ラストは見る人によって感じ方が違うのではないかと思いました。

★★★★☆ 4+

コメント

トラックバック

_ 映画に夢中 - 2018/03/19 21:32

「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけ、2017年・第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したファンタジーラブストーリー。「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役に「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノン。あらすじ:1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所に務めるイライザ(サリー・ホーキンス)は、アマゾンの奥地から運ばれた“クリーチャー”に惹かれ、恋に落ちる。しかし…