インフェルノ 上2017/11/23

インフェルノ 上
「インフェルノ 上」 ダン・ブラウン・著 角川文庫
ハーバード大学宗教象徴学専門のロバート・ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。フィレンツェにいるはずもなく、動揺しているところへ、謎の襲撃者が現れ、命を狙われる。医師のシエナ・ブルックスの助けを借り、病院から脱出。所持していた物から、ダンテ「神曲」の「地獄篇」に、何らかの手がかりがあることに気付き、シエナと共に追跡を逃れながら、謎を追いかける…。
映画化されていて、映画も見ています。「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪夢」は先に本を読んでから映画を見たのですが、今回は映画観賞後になっていまいました。「ダヴィンチ・コード」を読んだ当初は、ラングドン役がトム・ハンクスではイメージが違うと思ったのですが、今ではすっかりトム・ハンクスが思い浮かぶようになっています。内容は、映画とほとんど同じで、映画が原作に忠実なのがわかります。上中下と全3巻なので、映画は省略されているところもあると思います。フィレンツェの美しい教会や名所が出てくるのが魅力です。映画だと映像で見れるので、よけいにわかりやすいです。フィレンツェは1回だけ行ったことがあるので、思い出しながら読んでいます。謎解きは高尚で、難しいのですが、ダンテや芸術の知識がなくても、あまり気にせずにスラスラ読めます。