人生はシネマティック!2017/11/13

人生はシネマティック!
「人生はシネマティック!」 ヒューマントラストシネマ有楽町
1940年ロンドン。コピーライターの秘書だったカトリン(ジェマ・アータートン)は、戦争で人手不足の為、彼女が代わりに書いたコピーが情報省映画局の特別顧問バックリー(サム・クラフリン)の目に留まり、仕事を依頼される。ダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した姉妹の感動秘話を映画化する脚本チームに加わることとなった。戦争で疲弊した国民を勇気づけるための映画だったが、製作が開始され、ベテラン俳優のわがまま、政府と軍による検閲や横やりなどトラブルが続出。そのたびにカトリンたちの脚本は二転三転してしまう…。
初めは好きな男の為に仕事しているカトリンだったけど、自立した女性として成長していきます。当時の映画の裏側もわかって面白かったです。レストランや職場など、おしゃれでした。イギリスらしく、セリフの中に紅茶がよく出てきました。心を落ち着かせるのはやっぱり紅茶なんですね。ダンケルクの映画を撮るというのも興味深いです。次々と難問がふりかかってくるけど、女性らしい発想と調整力で、アイデアを出したり、周囲を納得させていきます。はじめは反発していたバックリーとも協力していき、良い感じに。しかし、単純には終わらない考えられたストーリーでした。映画好きな人にもグッとくるところもあると思います。
出演者もビル・ナイ、ジェレミー・アイアンズ、エディ・マーサン(おじさんばかり?)などが出ていて、私は好きな俳優さんたちです。「世界一キライなあなたに」のサム・サム・クラフリンもかっこ良かったです。「ボヴァリー夫人とパン屋」が良かったジェマ・アータートンも魅力的です。

★★★★☆ 4+