アウトレイジ 最終章2017/10/17

アウトレイジ 最終章
「アウトレイジ 最終章」 TOHOシネマズ新宿
関東最大の暴力団組織・山王会と関西の雄・花菱会との抗争後、韓国に渡った大友(ビートたけし)は日本と韓国を牛耳るフィクサー、張会長のもとにいた。花菱会幹部の花田(ピエール瀧)は取引のためやって来た韓国でトラブルを起こして張会長の手下を殺してしまい、張グループと花菱は緊張状態へと突入する。激怒した大友は日本に戻り、過去を清算する好期をうかがっていた。その頃、花菱会ではトップの座をめぐる幹部たちの暴走がはじまっていた。
北野武監督・主演で裏社会に生きる男たちの抗争を描いたバイオレンス映画「アウトレイジ」シリーズの3作目にして、完結編。
北野武作品の中では好きなシリーズです。ハードなバイオレンスの中にも、笑えるところがあります。今回はトップを狙う者たちのいろいろな組の思惑が絡みあってちょっと複雑になっていました。若い下っ端などもいっぱいいて、えーと、どこの組の人だったっけ?と思っちゃったし、前作の因縁についても、忘れてしまっているところもありました。いつも通り女っ気はほとんどなく、娼婦的な脇役しか出ていなかったです。男ばかりの映画で、年齢層も結構高っかたです。
これでこのシリーズも終わってしまうのだなぁと、感じました。ヘンに復活するよりも、潔いよく完結して良かったのだと思います。
前2作に比べると、バイオレンスも、笑いも控えめでしたけど、面白かったです。

★★★★☆ 4