あゝ、荒野 前篇2017/09/27

あゝ、荒野 前篇
「あゝ、荒野 前篇」 よみうりホール(試写会)
2021年の新宿。少年院帰りの新次(菅田将暉)は、兄貴分を半身不随にした元仲間・裕二(山田裕貴)への復讐を誓っていた。ある日彼は、街で偶然出会った吃音で赤面対人恐怖症の健二(ヤン・イクチュン)と一緒に、「片目」こと堀口(ユースケ・サンタマリア)からボクシングジムへ誘われる。新次は復讐を果たすため、健二は内気な自分を変えるため、それぞれの思いを胸にトレーニングに励む…。
「二重生活」の岸善幸監督で、原作は寺山修司の長編小説。
菅田将暉と「息もできない」の監督主演のヤン・イクチュンが中心なんですが、それぞれに事情を抱え、人間関係が混み合っています。前後篇と分かれているのに、前篇だけで157分あります。でも、笑いもあって、それほど長くは感じなかったし、後篇も是非見たいと思うような面白さでした。省略してもよいのではと思うシーンもあったけど、これから関わりがあるのかもしれないし、後篇を見てみないとわからないです。
新宿らしさで「さようなら歌舞伎町」のような雰囲気と、ボクシングの部分は「ボックス!」の印象を受けました。後篇は気弱で試合でも目をつぶってしまうようなヤン・イクチュン(リングネームはバリカン健二)が、どのように変貌していくのか、彼の中に芽生えつつある複雑な感情も気になります。

★★★★☆ 4+