オン・ザ・ミルキー・ロード2017/09/17

オン・ザ・ミルキー・ロード
「オン・ザ・ミルキー・ロード」 TOHOシネマズシャンテ
戦時下のとある村。兵士たちにミルクを届ける牛乳配達人のコスタ(エミール・クストリッツア)は、村にやってきたイタリア人美女(モニカ・ベルッチ)が、気になっている。彼女は別の男と結婚するためにやって来たのだ。しかし、村が襲撃され、惹かれあっていた2人は危険な逃避行へ。
エミール・クストリッツア監督の9年ぶりの作品で、監督自らが主演しています。騒々しく始まって、監督の作風を、懐かしく思い出しました。冒頭からたくさんお動物が出てきてびっくりします。戦争中なのに、動物たちの出てくるのどかな物語なのかと思うと、そうではなく、壮絶でもあり、幻想的なところもある愛の物語でした。エミール・クストリッツア監督は、俳優としても時々他の監督の作品に出ているけど、前よりすっきりとやせているような気がしました。ロバに乗って傘をさし、ハヤブサを従えて、銃弾をかいぐりながらミルクを届けにいきます。不思議な光景でした。動物たちがすごく慣れていていました。音楽がけたたましいけど、エネルギッシュでとっても良いです。死と隣り合っている人々が、刹那的に音楽を楽しんでいるようです。

★★★★☆ 4+

コメント

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_ 象のロケット - 2017/09/26 08:03

隣国と戦争中のとある国。 右肩にハヤブサを乗せた男コスタは、銃弾をかわしながら毎日ロバに乗り前線の兵士たちにミルクを届ける配達係。 ミルク屋の娘ミレナはコスタに想いを寄せており、英雄である兵士の兄と同じ日に結婚式を挙げようと、ワケありの美女を兄の花嫁にと見つけてきた。 ところが、その花嫁とコスタが、出会った瞬間に惹かれ合ってしまう…。 コメディ。