パターソン2017/08/30

パターソン
「パターソン」 ヒューマントラストシネマ有楽町
ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)。朝起きると妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをしてから仕事へ行き、帰宅後には愛犬マーヴィンと散歩へ行ってバーでビールを飲む。詩を作るパターソンは、毎日のありふれた風景の中から、きらめく言葉を紡いでいく…。
何気ない毎日を1週間切り取ったような映画。似たような毎日が続いているような気もするのだけど、愛する妻と過ごし、愛犬とバーへ行ってひと息つく。小さな出会いや事件も起き、詩作をする。ありふれているけど、かけがいのない大切な日々を積み重ねている。そんなことを感じさせてくれる映画です。アダム・ドライバーはカイロ・レンを演じるよりも、こういう役の方が良いと思います。
おしゃれな人たちが、この映画好きと言いそうです。詩が好きだったらよけいに良いかもしれません。私は詩が良いのかどうかがよくわからないし、正直眠くもなったけど、でも嫌いじゃないです。ジム・ジャームッシュ監督ファンにはたまらん映画でしょう。
ウェス・アンダーソン監督の『ムーンライズ・キングダム』のサムとスージーが、大きくなっていて、バスのお客さんとして登場しているのも見どころです。

★★★★☆ 4