ダイ・ビューティフル2017/07/07

ダイ・ビューティフル
「ダイ・ビューティフル」 なかのZERO小ホール(試写会)
美女コンテストで優勝したトランスジェンダーのトリシャ(パオロ・バレステロス)が突然死した。トリシャの遺言は、葬儀までの7日間、日替わりセレブメイクをすること。友人たちはトリシャの願いをかなえるために奔走し、常に自分らしく、美しくあり続けたトリシャの、色鮮やかで少し変わった人生を思い起こす。
フィリピン映画。時系列があっちこっちに飛んで、トリシャの学生時代から最近のことまで、波乱に満ちた人生が語られます。トランスジェンダーゆえに、苦しんだり悩んだり、親友、家族愛、恋愛など、時にはシビアに、でも笑いもいっぱいあって、パワフルな映画でした。
なんといっても、主演俳優のパオロ・バレステロス自身が自らしているというメイクが美しかったです。フィリピンではTV番組司会者として活躍するかたわらメイクアップアーティストとしても知られているのだそうです。
映画の中では、トリシャには娘がいるのだけど、かなり個性的なママであるにもかかわらず、しっかり愛を与えていることがわかる娘からの言葉がグッときました。そして、いつでも一緒の親友バーブスとの関係も良かったです。

★★★★☆ 4