オリーブの樹は呼んでいる2017/05/11

オリーブの樹は呼んでいる
「オリーブの樹は呼んでいる」 セルバンテス文化センター東京(試写会)
気難しいところのある20歳のアルマ(アンナ・カスティーリョ)は、オリーブ農園を営む祖父(マヌエル・クカラ)とは強い絆がある。父が樹齢2,000年のオリーブの樹を売ってしまった日から、祖父は心を閉ざしてしまう。オリーブの樹がどこにあるのか探すうちにドイツの企業が所有していることを知り、友人と叔父さんに嘘をついて丸め込み、スペインのバレンシアからドイツまでトラックで向かう。それは返してもらえる保証もない、無謀な旅だった…。
監督はスペインのイシアル・ボジャイン。元女優で「エル・スール」のヒロイン等を演じている。またケン・ローチ監督作品の脚本をいつも担当しているポール・ラヴァーティが本作の脚本を手がけているが、イシアル・ボジャイン監督とは夫婦なのだそうだ。
お国柄の違いも感じたけど、アルマが突飛な行動や、不安定な様子をしているのはちょっと心配になる。友人に協力してもらいSNSを開設し、仲間を集ったりするのだが、物語は多くの人が期待するのとは違う方向へ、いっていると思う。
それにしても樹齢2000年の樹なんて、よくあるよね。

★★★☆☆ 3

コメント

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_ 象のロケット - 2017/07/05 22:01

スペイン・バレンシア州。 20歳の女性アルマは、養鶏場で働いている。 アルマが幼い頃、父ルイスは先祖代々伝わる樹齢2000年のオリーブの樹を売り払ってしまった。 以来、祖父は口を全く利かなくなり、最近では食べることすらしなくなっている。 祖父を救えるのは、あのオリーブの樹だけだと感じたアルマは、叔父アーティチョークと同僚の男性ラファを丸め込み、売られたオリーブの樹を取り戻しに行くことに…。 ヒューマンドラマ。