未来よ こんにちは2017/04/11

未来よ こんにちは
「未来よ こんにちは」 Bunkamuraル・シネマ
パリの高校で哲学を教えているナタリー(イザベル・ユペール)は、教師の夫と暮らし、2人の子ども独立して充実した人生を送っていた。ところが、夫からは離婚を切り出され、年老いた母も他界。気がつけば孤独の身になっていた。それでも、事実を受け入れ、未来を信じて強く生きる。
哲学の教師なので、哲学的な会話が多くて難しかったけど、パリの大人の女性の生活、感情表現など、興味深かったです。大人向けの映画でした。若い人が見てもこの映画の良さは感じないかもしれません。スカッとした展開があるわけではなく、生活がただ映し出されていきます。哲学を教えることにやりがいを感じていて、頼もしい教え子もいます。フランスのヴァカンスの様子なども見れるし、常に本を読んだり、採点したりしています。知的な雰囲気がイザベル・ユペールにも合っていました。母の猫パンドラを預かるのだけど、この猫がずいぶん大きな黒猫で、重量感がありました。

★★★★☆ 4-

コメント

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_ 象のロケット - 2017/07/05 22:17

フランス・パリ。 高校で哲学を教えているナタリーには、同じく哲学教師の夫フランツと、独立した娘と息子がいる。 近くに住む認知症気味の母親の世話が負担になってきていたある日、25年連れ添った夫から離婚を切り出されてしまう。 ナタリーは、自慢の教え子ファビアンが仲間たちと暮らす、フレンチ・アルプス近くのヴェルコール山へと向かう…。 ヒューマンドラマ。