仮面病棟2017/02/28

仮面病棟
「仮面病棟」 知念 実希人・著 実業之日本社文庫
外科医・速水秀悟は、先輩医師の代わりに当直を務めていた。療養型病院なので、緊急患者はいないから、楽なバイトのつもりだったのだが、その夜ピエロの仮面をかぶった強盗犯がたてこもった。犯人が自ら撃ってさらってきた女性の治療を要求し、急いで治療する秀悟。脱出の方法をさぐっているうちに、その病院には何か秘密があることに気が付く。強盗犯の本当の目的は何か…。
閉ざされた病院内で、犯人との心理戦。入院患者と人質女性を守るため、秀悟は最善策を選ぼうとするが、残っていた院長は何かと反対する。
徹頭徹尾、ほとんど病院の中で、武器を持った犯人に対抗するために、常に緊張感がありました。終わってみれば意外な結末があったけど、面白いというほどではありませんでした。予想通りすぎたから。でも夢中になって読めたので、娯楽作としては良いのではないかなと思います。書いているのは現役医師の方だそうです。

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