君ハ僕ノモノ ― 2017/02/18

「君ハ僕ノモノ」 メアリ・H・クラーク 新潮文庫
心理学者のスーザンは、ラジオのパーソナリティも務めている。両親は離婚、姉に恋人を奪われた苦い過去がある。ラジオの番組で、3年前に行方を断った女性の事件のことを取り上げたところ、リスナーからの電話でその事件の鍵になることを聞く。電話をかけてきた女性との面会を約束するが、女性はやって来ないで、事件をめぐって、次々と殺人事件が起こる…。
メアリ・H・クラークの本を久しぶりに読みました。日本の小説と違って、登場人物が多いのだけど、それらの人々が複雑に絡みあって、事件の全容が読み解かれていくので、面白かったです。初めはどれがどの人かとわからなくなってしまうところがあります。フルネームやニックネームで呼ばれると違う人かと思ってしまったりしますしね。それでも、だんだんわかってくると、よく考えられてストーリーだなぁと思います。怪しい人間が数人出てきて、スーザン同様に、読者にも犯人がハッキリとわからないのです。どの人も怪しいのです。映画にもなった吉田修一の「怒り」もそういう感じですね。
最後はあっけなく進んでしまった気もしましたけどね。映画を見ているように楽しめました。
心理学者のスーザンは、ラジオのパーソナリティも務めている。両親は離婚、姉に恋人を奪われた苦い過去がある。ラジオの番組で、3年前に行方を断った女性の事件のことを取り上げたところ、リスナーからの電話でその事件の鍵になることを聞く。電話をかけてきた女性との面会を約束するが、女性はやって来ないで、事件をめぐって、次々と殺人事件が起こる…。
メアリ・H・クラークの本を久しぶりに読みました。日本の小説と違って、登場人物が多いのだけど、それらの人々が複雑に絡みあって、事件の全容が読み解かれていくので、面白かったです。初めはどれがどの人かとわからなくなってしまうところがあります。フルネームやニックネームで呼ばれると違う人かと思ってしまったりしますしね。それでも、だんだんわかってくると、よく考えられてストーリーだなぁと思います。怪しい人間が数人出てきて、スーザン同様に、読者にも犯人がハッキリとわからないのです。どの人も怪しいのです。映画にもなった吉田修一の「怒り」もそういう感じですね。
最後はあっけなく進んでしまった気もしましたけどね。映画を見ているように楽しめました。
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