男は敵、女はもっと敵2016/09/02

男は敵、女はもっと敵
「男は敵、女はもっと敵」 山本 幸久・著 集英社文庫
フリーで映画の宣伝マンをしている36歳の藍子。ナチスの服装をして、ミリタリーフェスティバルに参加。映画のチケットを買ってくれた人は一緒に写真が撮れるという企画。自分のアイディアで1枚でも多くのチケットを売ろうとしている。かつての不倫相手が、その会場に現れて復縁をせまるが…。
連作短編集。それぞれの話で主人公は変わるけど、どれも関連がある。藍子さんが一番出てくるし、一番インパクトがある。何より仕事ができる女性はかっこいい。不倫相手へのあてつけのように結婚した男とその後、離婚。その元夫の恋人とも出てくる。不倫相手の奥さんや子どもも出てくるし、連なる人間関係が個性的で面白い。
映画の宣伝をフリーでする人がいるのか、知らなかったけど、映画業界の裏側をかいま見ることも興味深かった。現代を軽やかに生きる女性、でもそうそううまくいっているわけでもない。でも、とにかく目の前のことをこなしていけないとならないし、先のことはわからない。
タイトルからすると女同士の足の引っ張り合いとかあるのかと思ったら、そういうわけでもなかった。

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