Spice -映画・本・美術の日記-

「エクス・マキナ」　渋谷シネクイント
世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブ（ドーナル・グリーソン）は、社内公募で、カリスマ社長・ネイサン（オスカー・アイザック）が所有する山間の別荘に1週間滞在できる権利に当選した。ヘリで数時間飛ばないとたどり着けない別荘で、社長のネイサンが研究しているのは、人工知能を搭載したアンドロイドだった。エヴァ（アリシア・ヴィキャンデル）という名の女性型アンドロイドの完成度のテストを頼まれる。ケイレブはエヴァの美しい姿と知性にすぐに魅了されるが、彼女はケイレブに「ネイサンの言うこと一切信じないで」と告げる。果たして、エヴァの真意とは？
何と言っても、アリシア・ヴィキャンデルの美しさにひきつけられます。そういう意味では主人公ケイレブの気持ちで見てしまいます。ネイサンはどこか異様な雰囲気があって、エヴァに同情してしまうのも納得。でも、そこで待ち受ける運命とは。言っちゃいけないなぁ。しかし、こういうのが作れる時代がくるのだろうか。それを人間がコントロールできるのだろうか。ＳＦとしては面白いけど、現実になるとどうなのかと考えさせられます。

★★★★☆　4