ヘイル、シーザー!2016/05/27

ヘイル、シーザー!
「ヘイル、シーザー!」 TOHOシネマズシャンテ
1950年代のハリウッド。超大作「ヘイル、シーザー!」の撮影中に、主演俳優で世界的スターのベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が誘拐される。撮影スタジオを仕切り、トラブルを対処してきた何でも屋のエディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)が、事件解決に挑む。
監督はジョエル&イーサン・コーエン兄弟、どっちかというと映画通向き。
いろいろなエピソードは面白いけど、そんなにつながりがあるようにも思えなかったし、鮮やかな推理がさえると言う感じでもなかった。ジョシュ・ブローリンが常に忙しそうで、見ていてやすまらなかった。
ハリウッドの撮影風景を挿入しながら、豪華な出演者は見どころ。セクシーな女優役のスカーレット・ヨハンセンや、ミュージカルスターのチャニング・テイタム、なまりの強いアクション俳優のオールデン・エアエンライクなど、映画監督役でレイフ・ファインズ。ジョージ・クルーニーはいつものクールな役と違って、スターなのにさえない。初めから最後までローマ時代の衣装を着て、とぼけた雰囲気。スカーレット・ヨハンセンのシンクロのようなシーンは美しく、チャニング・テイタムの歌とダンスは圧巻。ウエスタン俳優役のオールデン・エアエンライクは、投げ縄テクニックがすごい。「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ映画で、若き日のハン・ソロ役に決定しているそうね。

★★★★☆ 4-

コメント

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_ ここなつ映画レビュー - 2016/05/27 15:41

もう今週はバタバタでぐちゃぐちゃで疲れ果ててて、だからと言って来週の事も見えなくて、もうどーでもいーから週末位はノー残業(死語)で何もかも忘れてさくっと映画でも観てやる!明日の事は明日考えるんだもんね!などという気持ちになった金曜日の夜などにはちょうどいい作品。つまり、可もなく不可もなく、という娯楽作品である。しかし、しかーし!本当は深〜いのかもしれない。当時のアメリカでは(って正確にいつの時代設定だかは知らないけど)赤狩りの嵐が吹き荒れ、その影響がハリウッドにまで及んでいる頃だった筈だから。「何でも屋」ジョシュ・ブローリンが楽で報酬も多いものと、苦難の道とのどちらを選ぶかを告解しつつ迷...

_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2016/06/15 05:37

『ヘイル、シーザー!』を渋谷Humaxシネマで見ました。

(1)ジョージ・クルーニーの出演作というので映画館に行ってきました。

 本作(注1)の冒頭では、キリストの像が大きく映し出された後、主役のマニックス(ジェシュ・ブローリン)が、教会の告解室で神父に告白をして...

_ 笑う社会人の生活 - 2016/06/30 07:51

1日のことですが、映画「ヘイル、シーザー!」を鑑賞しました。

1950年代のハリウッド メジャースタジオの命運を賭けた大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中
主演俳優のスター ウィットロックが何者かに誘拐される 事態の収拾を任された何でも屋が解決に向けて動いて...