恋恋風塵 ― 2016/05/24
「恋恋風塵(れんれんふうじん)」 ユーロスペース
1960年代、山村で育った幼なじみの少年阿遠(アワン)と少女(阿雲)アフン。アワンは家計を助けるために、中学卒業後に台北に出て働き、夜間学校へ通い始める。アフンも、1年後にアワンを頼って、台北に出てきて働き始めた。大都会の台北で、慣れぬ暮らし、励まし合いながら絆は深まっていくが、アワンのもとに兵役の通知が届く…。
こちらも侯孝賢(ホウシャオシェン)監督の昔の代表作でデジタルリマスター版のリバイバル。製作は1987年だけど、舞台は1960年代なので「冬冬の夏休み」よりも、時代を感じさせる。田舎の暮らしだから、よけいに古めかしく感じるのかもしれないけど、台北での生活もかなり貧しい。でも仲間同士で助け合っったりして、生活の様子や台湾の風習などが、面白かった。私の母親くらいの人がなつかしく思うのかもしれない。年頃の男女で、この2人がどちらも良かった。ロマンス感は少ないのだけど、印象的な作品だった。アワンのおじいさん役が「戯夢人生」や「悲情城市」に出ていたリー・ティエンルーだった。
★★★★☆ 4
1960年代、山村で育った幼なじみの少年阿遠(アワン)と少女(阿雲)アフン。アワンは家計を助けるために、中学卒業後に台北に出て働き、夜間学校へ通い始める。アフンも、1年後にアワンを頼って、台北に出てきて働き始めた。大都会の台北で、慣れぬ暮らし、励まし合いながら絆は深まっていくが、アワンのもとに兵役の通知が届く…。
こちらも侯孝賢(ホウシャオシェン)監督の昔の代表作でデジタルリマスター版のリバイバル。製作は1987年だけど、舞台は1960年代なので「冬冬の夏休み」よりも、時代を感じさせる。田舎の暮らしだから、よけいに古めかしく感じるのかもしれないけど、台北での生活もかなり貧しい。でも仲間同士で助け合っったりして、生活の様子や台湾の風習などが、面白かった。私の母親くらいの人がなつかしく思うのかもしれない。年頃の男女で、この2人がどちらも良かった。ロマンス感は少ないのだけど、印象的な作品だった。アワンのおじいさん役が「戯夢人生」や「悲情城市」に出ていたリー・ティエンルーだった。
★★★★☆ 4
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