スポットライト 世紀のスクープ2016/03/31

スポットライト 世紀のスクープ
「スポットライト 世紀のスクープ」 一ツ橋ホール(試写会)
アメリカの新聞“ボストングローブ”の中の特集記事“スポットライト”を担当するチームが、2002年にカトリック教会の実態を報じた。それは数十人に及ぶ神父の児童への性的虐待と、教会ぐるみでそれを隠蔽しているという事。
大人になった被害者から話を聞いたり、綿密な調査をしていくと驚くほど加害者神父が多いことや、長い年月に渡り繰り返されていることがわかる。圧力に負けずに、全てを白日のもとにさらすことによって、正義を貫く記者たちを描く。
中心となるのはマイケル・キートン、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら、スピード感ある取材過程がみどころです。
チームメンバー以外にも弁護士や被害者の会、心理療法士など、たくさん出てきてどれが誰だったっけとわからなくなりました。それにカトリック教会が生活に密着していて、権威のあるものだということが日本人には、あまりピンとこないかもしれません。それでも、次々と明らかなっていく驚愕の真実や記者たちの熱意に惹きつけられました。面白くて満足できました。
マーク・ラファロは演じる役によって全然違う人に見えます。レイチェル・マクアダムス演じる記者は、実際はプライベートもなく、もっと髪を振り乱して仕事をしているのじゃないかと思えますけど、かわいかったし良かったです。

★★★★☆ 4