スティーブ・ジョブズ2016/02/16

スティーブ・ジョブズ
「スティーブ・ジョブズ」 TOHOシネマズ新宿
パソコンやスマホ、音楽プレイヤーを世に送り出したスティーブ・ジョブズの物語。
あまりどのような内容かチェックしていかなかったけど、3つのプレゼンの直前とその舞台裏を中心に描いています。スティーブ・ジョブスをマイケル・ファスベンダー、その側近のジョアンナをケイト・ウィンスレットが演じています。3つのプレゼンとはマッキントッシュとNeXT Cubeとアップルに復帰して発表したiMac。伝記とは違うものでした。iPodやiPhone、病気で亡くなるまでのことはないのです。プレゼンも直前までで、実際のプレゼンの様子はないのです。そこも見たかったです。マイケル・ファスベンダーと、ケイト・ウィンスレットはすばらしかったです。カリスマで、天才だし、強引で、こだわりが強いスティーブ・ジョブズの周囲の人は、さぞ大変だっただろうなと思います。しかし、彼のおかげで、小さな機器で、世界中にアクセスできる時代が、より速くやってきた気がします。1980年代には夢のようだったことが次々と実現されてるのです。ガレージで2人でパソコンを作った頃のことは、回想的に出てきましたけど、ちゃんと若く見えました。
この映画のもうひとつのポイントはスティーブ・ジョブズと娘リサの関わりです。不器用で横暴すぎるけど、最後はとても心地良い気分でした。
映画全体としてはセリフが多く、難しいことをまくしたてていて、その割に状況の説明が少ない印象です。スティーブ・ジョブズのことをよく知っている人は、こんなことがあったのかと興味深いですが、あまり知らない若者が見たら難しいのではないかなと思いました。

★★★★☆ 4-