不屈の男 アンブロークン2016/01/13

不屈の男 アンブロークン
「不屈の男 アンブロークン」 映画美学校(試写会)
1936年のベルリンオリンピックに出場した陸上選手のザンペリーニ(ジャック・オコンネル)は、第2次世界大戦時、爆撃機が海に墜落。漂流の後に、日本軍の収容所へ連行される。過酷な運命が彼を待ち受ける…。
ずっと過酷すぎて、見る方も疲弊しました。日本人からの虐待というのも、辛い内容です。でも感動もあるし、当時はこうだったのだろうなぁと思いました。日本人の捕虜の方々もすごい苦労していたのでしょう。こんな時代を繰り返したくないですね。1940年にも東京でオリンピックが開催される予定があったことは知りませんでした。
主演のジャック・オコンネルは「名もなき塀の中の王」で見たばかりだけど、人相が違うほどにやつれていってました。一緒に漂流するのが「アバウト・タイム 愛おしい時間について」のドーナル・グリーソン。こちらも異様に痩せていきます。収容所で会うのはギャレット・ヘドランド「PAN ネバーランド、夢のはじまり」ではフック船長を演じていた人です。そして、主人公を執拗にいじめる役のMIYAVIさんは日本人ミュージシャンだそうです。熱演です。
脚本にジョエル&イーサン・コーエン兄弟の名もありました。そうそう監督はアンジェリーナ・ジョリーです。しんどいシーンが多いので、すすめづらいですが、監督としては素晴らしいと思います。
タイトルの通り不屈な魂を持った男の過酷な実話でした。

★★★☆☆ 3