どちらかが彼女を殺した2015/09/03

どちらかが彼女を殺した
「どちらかが彼女を殺した」 東野 圭吾・著 講談社文庫
最愛の妹が自殺の偽造を施されて殺害された。愛知県警に勤務する兄の康正は、警察には自殺と信じ込ませて、復讐のために独自の現場検証をして、犯人に肉迫していく。2人の容疑者が浮かび上がる。妹の親友と妹の元恋人のどちらかが犯人。しかし、練馬署の加賀恭一郎も、犯人に迫り、康正の真意に気がついていた…。
いただいた本で、知らずに読み始めたら、加賀恭一郎シリーズでした。シリーズがは数冊しか読んでないですが、ドラマや映画の影響で、読んでいて阿部寛以外は思い浮かばなくなっています。加賀刑事がどういう人物かわかっている安心感があります。
さて、この本は犯人の特定を読者にゆだねている形式になっています。2人に絞られるけど、実際はどちらが手をくだしたか、自分で推理できます。でも難しいです。単行本の時と違って、ヒントとなる文章が文庫版では削られているのだそうで、難度がアップしています。推理に自信のある方は、挑戦してみてはどうでしょうか?えっ?私ですか?うやむやのままです。