奇跡のひと マリーとマルグリット2015/07/05

奇跡のひと マリーとマルグリット
「奇跡のひと マリーとマルグリット」 シネスイッチ銀座
19世紀のフランス。生まれつき目も耳も不自由な少女マリー(アリアーナ・リボアール)が、聴覚に障がいのある少女たちが暮らす修道院に連れて来られる、マリーは野生児のように獰猛で、言葉を理解することができない。病弱な修道女マルグリット(イザベル・カレ)は、自分の使命と思い、マリーの教育を担当する。時間をかけて、辛抱強く言葉を教えるマルグリット、やがてマリーも心を開く日がやって来る。しかし、マグリットに残された時間は少なく、別れが近づいていた…。
まさにヘレン・ケラーと同じような状況ですが、こちらも実話がベースとなっています。教育のノウハウもないまま、手探りでマリーに教えていきます。その苦労は並大抵ではないことが、よくわかります。なんといっても、大暴れする少女なのです。言葉を理解し始める時は、わかっていても、感動してしまいます。やはり、熱意や真心は通じていくものなんですね。私が一番良かったのは、ラストです。マリーがどのように変わったのかが、よくわかります。泣けてしまいました。
マリーを演じたアリアーナ・リボアールは、自身も聴覚に障がいがあるそうですが、今作がデビュー作ながらも、熱演です。

★★★★☆ 4-

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