百日紅 Miss HOKUSAI2015/05/18

百日紅 Miss HOKUSAI
「百日紅 Miss HOKUSAI」 テアトル新宿
浮世絵師・お栄(声・杏)は、父であり師匠でもある葛飾北斎(声・松重豊)とともに、絵を描いて暮らしている。そこにいついている同じく絵師の善次郎や、北斎を尊敬する国直などとの関わりや、離れて暮らす妹のことなど、凛として生きるお栄を中心に江戸の暮らしが描かれる。
原作は杉浦日名子の漫画ですが、それを読んでいると、映画はちょっと短い感じがしました。北斎家族と盲目の妹の関係が中心になっているように思いました。もっといろいろなエピソードを見たかったです。国直の絵が出てこないのもちょっと残念でした。
そういう物足りない気持ちもあるものの、映画は絵が美しくて、江戸の四季が感じられたし、良かったです。北斎やお栄の描く絵もリアルだったし、漫画のエッセンスは残しつつも、わかりやすくなっていました。北斎の人柄やすごさがわかるし、時に怪談のような話もあって迫力ある映像で見せてくれます。犬もかわいかったです。お栄さんは漫画よりきれいです。声優陣も豪華でした。

★★★☆☆ 3+

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