陽だまりハウスでマラソンを2015/03/29

陽だまりハウスでマラソンを
「陽だまりハウスでマラソンを」 ヒューマントラストシネマ有楽町
元オリンピック選手のパウル(ディーター・ハラーフォルデン)は、最愛の妻・マーゴ(ターチャ・サイブト)の病気をきっかけに夫婦で老人ホームに入居する。しかし死ぬことを待つだけのような施設の生活に嫌気がさして、パウルはマラソンに再び挑戦することにした。入居中の老人たちは、応援してくれる人も多いが、施設のスタッフからは反対される…。
パウルはメルボルンオリンピックで金メダルを獲得し、妻は彼をサポートし続けてきました。愛し合っている夫婦ということがわかります。このおばあちゃんが愛らしいのです。ちょっとジェラルディン・チャップリンに似ています。
パウルが頑張ると、他の老人たちも賑やかに華やいでいくのだけど、若い女性カウンセラーは、どうしてこういう行動をとるのかよくわからない気がしました。他にもヤな奴!と思える人が何人かいるんだけど、そういう人が味方になってくれたりすると、うれしくなります。
いざ大会のシーンになると、盛り上がりは頂点に達し、高揚していきます。老人や介護問題、家族の苦しみなど、いろいろと考えさせられることもありますが、終わった後はさわやかな気分になりました。

★★★★☆ 4