ビッグ・アイズ2015/01/09

ビッグ・アイズ
「ビッグ・アイズ」 よみうりホール(試写会)
1960年代に人気を博した「ビッグ・アイ」シリーズ。作者のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は美術界の寵児として脚光を浴びるが、本当は妻のマーガレット(エイミー・アダムス)が描いていた。夫の言いなりで10年、魂をこめた絵、このままではいけないと告白を決意するマーガレットだった…。
実話を基にしたティム・バートン監督作品。悲しげで目の大きい絵が印象的でした。知らない絵だったけど、1960年代というより、今の日本の若者たちの間でも流行しそうな絵だと思います。確かに夫のウォルターの強引な売込み方で有名になったのかもしれないけど、作者の気持ちとしては、それは許されないことだと思います。女性が1人で生きていくのが大変だったという時代背景もあって、夫に従っていたのだと思います。でも、この夫が中身のない男で、クリストフ・ヴァルツがうまいんだよねぇ。映画のその後のことがわかるラストになっています。
ティム・バートン監督の個性はあまり感じられなかったけど、女性が頑張って立ち上がっていく姿に、応援したくなりました。

★★★☆☆ 3+