やさしい人2014/11/05


やさしい人

「やさしい人」 ユーロスペース
ミュージシャンのマクシム(ヴァンサン・マケーニュ)は、故郷であるフランスのブルゴーニュ地方のトネールに戻り、父と2人暮らし。ある日、地元情報誌の記者メロディ(ソレーヌ・リゴ)が取材にやってくる。若くて愛らしいメロディに惹かれたマクシムは、メロディとの距離を縮めていくが…。
女っけなし」のギョーム・ブラック監督作品。主演も同じくヴァンサン・マケーニュで、同じ主人公の別の話なのかと思っていたら、ちょっと違っていました。まず名前が違うし、あんまり女の子にもてそうにないシルヴァンと違って、マクシムはずっと年下のかわいい女の子といい感じになっちゃう。いったいマクシムのどこがいいのと思うんだけどね。ミュージシャンといっても、あんまりパッとしない感じなんだもん。しかし、メロディに冷たくされるとストーカーのようになってしまって、怖いおじさんと化す。メロディの心は複雑でよくわからない。いや、そこがフランス映画らしいのかもしれないけど。「女っ気なし」のシルヴァンを主人公にして、「男はつらいよ」のように、恋愛模様がシリーズとして続いていく方がいいのになぁ。
でも、なんかこの監督にはハマってしまうのです。風景がきれいだし、エリック・ロメール監督が好きな人には良いかもしれません。犬がおりこうだったなぁ。

★★★☆☆ 3

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