アバウト・タイム 愛おしい時間について2014/10/09

アバウト・タイム
「アバウト・タイム 愛おしい時間について」 TOHOシネマズ六本木
イギリスコーンウォール。21歳になったティム(ドーナル・グリーソン)は、父親(ビル・ナイ)から一家の男子にはタイムトラベル能力があると知らされる。全く信じないティムだったが、試してみると本当に過去に遡ることがことができた。この能力を使って、好きになったメアリー(レイチェル・マクアダムス)にアタック。ずいぶん簡単にうまくいっちゃうような気もするけど、なんていってもレイチェル・マクアダムスのキュートさが大爆発。本当にかわいいんですよ。男の人なら、こんな恋人や奥さんだったら理想的でしょうね。主人公のドーナル・グリーソンは、ハリー・ポッターシリーズで、ロンのお兄さん役だった人です。初めはイケテない若者って感じなんだけど、だんだん大人の男になっていく感じがします。公開中の映画「FRANK」にも出ているし、「スター・ウォーズ エピソード7」にも出演。
監督は脚本家としても名高いリチャード・カーティス。監督作品は「ラブ・アクチュアリー」「パイレーツ・ロック」。今回が3作目だけど、この作品で監督業からは退くと言っているそうです。もったいない。
この映画は“幸せのあり方”について描いています。タイムトラベルという突飛な能力があっても、人生はままならないのです。いろいろ試してみたけど、うまくいくばかりではないのです。おしゃれで笑えて、ほっこりと良いメッセージを受け取れる映画です。これは人にオススメしたくなります。今日という日が貴重な1日なのだと気付かせてくれます。

★★★★☆ 4+

転迷 隠蔽捜査42014/10/10

転迷
「転迷 隠蔽捜査4」 今野 敏・著 新潮文庫
近隣署で外務省職員の殺人事件が起き、担当署内では悪質なひきにげ事件が発生、放火、覚せい剤捜査など、事件が重なる大森署。
更に署長の竜崎伸也の娘の恋人が航空事故に巻き込まれたかもしれないという。捜査をめぐる他省庁とのトラブルも発生し、難題の連鎖に対処し続ける竜崎。そのうちにバラバラの事件が関わりがあることに気がついていく…。
隠蔽捜査シリーズ4巻なんだんけど、3.5というのもあるので、5冊目の本を読み終えました。読んでみるとドラマでやっていた内容でしたが、原作の方が複雑でした。いろんな問題の板ばさみ状態になるが、自分の信念で試練に立ち向かっていくと、激昂していた人や、折り合いの悪かった人にも認められてくるので、気持ち良いです。
降格人事を受けたもののキャリアで、親しみにくい主人公がだんだん魅力のある愛すべきキャラクターに感じていくのです。竜崎のことを理解できず、ぶつかっていた登場人物と一緒で、知れば知るほど、頭脳明晰で決断力もあって、責任もとる理想の上司という感じなんでしょうか。実際に上司だったら大変かもしれないけど、尊敬できる人だと思います。

煮魚定食2014/10/11

煮魚定食
会社の近くのお店でランチしました。
煮魚定食です。ぶり大根でした。大根が黒っぽくなるほど、味がしみています。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2014/10/12

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」 TOHOシネマズ日劇
幼い頃に地球からさらわれ、今やトレジャーハンターになっているピーター(クリス・プラット)は、惑星モラグの廃墟で謎の球体「オーブ」を見つけ、盗み出すことに成功する。しかし、そのオーブは銀河を滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンだった。
ピーターを捕まえて賞金稼ぎをしようとする者やオーブを狙う者たちに追われ、戦っていると、みんなまとめて逮捕されてしまう。
銀河一危険な刑務所に入れられてしまったピーターは、一緒に逮捕されたロケット(声・ブラッドリー・クーパー)、グルート(声・ヴィン・ディーゼル)、ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)と、もともと収監されていたドラックス(デビッド・バウティスタ)と協力して脱獄。敵同士と思われていた5人だが、内輪もめを繰り返しながら、同じ大きな目的に立ち向かい、いつしか信頼関係が生まれてくる…。
人気のマーベルコミックの映画化。あまり有名な人が出ていないと思っていたら、グレン・クローズやベニチオ・デル・トロも出ているし、アライグマのロケットはブラッドリー・クーパー、植物型ヒューマノイドはヴィン・ディーゼルがそれぞれ声をやっていました。
いかにも漫画なんだけど、軽いノリで面白かったです。ポイントは地球からさらわれた時に持っていたカセットテープとウォークマンで、ずっと大事に70年代ヒットナンバーを聴き続けていること、それが挿入曲のようになって盛り上げてくれます。
SFゲームやテーマパークのアトラクションみたいでした。話はまだ続きそうな感じでした。

★★★★☆ 4-

母の手作り2014/10/13

3連休なので、実家に顔を出して、また夕食をいただく。

さんま

さんま、サラダ、なす味噌、さつま芋の煮物、モロッコいんげん等。


最近母が作ったという鍋敷き。まだ試案中らしいが。


この前、私に作ってくれた迷彩柄の布製バッグ。左の大きいのが私用です。
A4が入るサイズで、ひもはやや長めにしてとリクエストしました。右のは母が使っています。

友だちとランチ2014/10/14

友だちと千葉の都賀駅近くのイタリアンのお店でランチ。誕生日プレゼントをもらいました。


郊外のレストラン“ラ・クッチーナ ハナ”。


メインランチというのを食べました。


前菜盛り合わせ。


鯛のポワレ。


デザート。フォカッチャも付いています。
おいしくって、お腹いっぱいになりました。

ボストン美術館浮世絵名品展 北斎2014/10/15


ボストン美術館浮世絵名品展 北斎

「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」 上野の森美術館

葛飾北斎(1760-1849)、江戸後期に浮世絵師として登場し90歳になるまで、絵を描き続けました。「冨嶽三十六景」などアメリカのボストン美術館から約140点来日して、公開されています。日本の代表作をアメリカがいっぱい集めてしまっているのは、ちょっと残念ですね。ボストンまで見に行くのは大変なので、この機会に行ってきました。しかし、混んでいてビックリです。私の目的は葛飾北斎の娘・お栄こと葛飾応為の「三曲合奏図」です。応為は、北斎の助手としていろいろ描いているのでしょうが、応為の作品と言われるものは少ないのです。


葛飾応為 「三曲合奏図」

アップルパイ2014/10/15

アップルパイ
「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」へ行った時に、美術館内のカフェでちょっとブレイク。
アップルパイとコーヒーです。外は雨、ぼんやりするのにちょうどいいです。

レッド・ファミリー2014/10/16

レッド・ファミリー
「レッド・ファミリー」 新宿武蔵野館
理想的な家族に見えるが、実は血のつながりのない北朝鮮の工作員4人。妻を演じている班長(キム・ユミ)が、皆に命令を下している。その隣りに住むのはケンカの絶えないノー天気な韓国人家族。家族が人質のような状態で、国家のために暗殺などの秘密工作をしているのだが、隣りの家族と交流するうちに、あきれつつも、平和が羨ましく感じてくる。偽装家族ではあるけれど、いつしか絆が生まれてくる…。
鬼才キム・ギドクが脚本、製作で、監督は新人のイ・ジュヒョンです。キム・ギドクが監督していないから、少しまろやかになっているように思います。
それでももっとコミカルな内容かと思ったら、せつない話でした。最後の方に、心揺さぶられるシーンがあります。でもずっと哀しいだけじゃなかったし、一筋の光明もあったかなぁと思います。南北統一が果たされることを願います。

★★★★☆ 4-

悪童日記2014/10/17

悪童日記
「悪童日記」 TOHOシネマズシャンテ
第2次世界大戦末期。戦争がひどくなったので、双子の兄弟は、祖母が暮らす農園へ疎開してくる。母方の祖母だが、今まで祖母がいたことも知らなかった。祖母は2人を「メス犬のこども」と呼び、重労働を強いる。
過酷な状況の中、待っても母は迎えに来ない。2人は肉体的、精神的鍛練を積み重ねていく。
大人たちの残虐性を目の当たりにした2人は、独自の信念に従って行動を起こす…。
アゴタ・クリストフの原作を読んだ時、頭を殴られたような衝撃でした。端的な文章で綴られていて独特な世界だったし、内容も「えっ!」て思うことも多かったです。しかし、読んでからだいぶたってしまったので、忘れていることもいっぱいありました。双子の男の子は、とても良かったです。難しい役だと思いますが、視線に力があり、顔立ちが美しいです。原作は「ふたりの証拠」「第三の嘘」という続きがあるのですが、そこで明かされるビックリする真実があります。
映画はあくまでも「悪童日記」だけの内容だったので、その後の話は映画化しないのかもしれません。
祖母は孫をかわいいと思わない理由がよくわかりませんが、とてもいじわるです。それでも最後の方では、孫と祖母に連帯感があるような感じがしました。
重い内容だけど、原作の世界を、上手に映像化していると思いました。

★★★★☆ 4