蜩ノ記2014/10/27

蜩ノ記
「蜩ノ記」 葉室 麟・著 祥伝社文庫
檀野庄三郎は不始末を犯し、向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ監視として遣わされる。秋谷は7年前、前藩主の側室との密通により、10年後の切腹を命じられていた。家譜編纂を手伝いながら、秋谷と同じ家で生活するようになった庄三郎は、秋谷の人柄に触れ、村人からも慕われていている様子から、無実を信じるようになる…。
直木賞受賞作。映画は見ていないです。役所広司さん、合っているような気がします。
作者の葉室麟の本を初めて読みました。とても読みやすいし、印象的な話でした。この本には、いろいろな要素が入っています。秋谷の子どもと庄三郎の関わり、友情や師弟関係や恋愛まで。読んでいても映像が思い浮かんできます。

コメント

トラックバック