悪童日記 ― 2014/10/17

「悪童日記」 TOHOシネマズシャンテ
第2次世界大戦末期。戦争がひどくなったので、双子の兄弟は、祖母が暮らす農園へ疎開してくる。母方の祖母だが、今まで祖母がいたことも知らなかった。祖母は2人を「メス犬のこども」と呼び、重労働を強いる。
過酷な状況の中、待っても母は迎えに来ない。2人は肉体的、精神的鍛練を積み重ねていく。
大人たちの残虐性を目の当たりにした2人は、独自の信念に従って行動を起こす…。
アゴタ・クリストフの原作を読んだ時、頭を殴られたような衝撃でした。端的な文章で綴られていて独特な世界だったし、内容も「えっ!」て思うことも多かったです。しかし、読んでからだいぶたってしまったので、忘れていることもいっぱいありました。双子の男の子は、とても良かったです。難しい役だと思いますが、視線に力があり、顔立ちが美しいです。原作は「ふたりの証拠」「第三の嘘」という続きがあるのですが、そこで明かされるビックリする真実があります。
映画はあくまでも「悪童日記」だけの内容だったので、その後の話は映画化しないのかもしれません。
祖母は孫をかわいいと思わない理由がよくわかりませんが、とてもいじわるです。それでも最後の方では、孫と祖母に連帯感があるような感じがしました。
重い内容だけど、原作の世界を、上手に映像化していると思いました。
★★★★☆ 4
第2次世界大戦末期。戦争がひどくなったので、双子の兄弟は、祖母が暮らす農園へ疎開してくる。母方の祖母だが、今まで祖母がいたことも知らなかった。祖母は2人を「メス犬のこども」と呼び、重労働を強いる。
過酷な状況の中、待っても母は迎えに来ない。2人は肉体的、精神的鍛練を積み重ねていく。
大人たちの残虐性を目の当たりにした2人は、独自の信念に従って行動を起こす…。
アゴタ・クリストフの原作を読んだ時、頭を殴られたような衝撃でした。端的な文章で綴られていて独特な世界だったし、内容も「えっ!」て思うことも多かったです。しかし、読んでからだいぶたってしまったので、忘れていることもいっぱいありました。双子の男の子は、とても良かったです。難しい役だと思いますが、視線に力があり、顔立ちが美しいです。原作は「ふたりの証拠」「第三の嘘」という続きがあるのですが、そこで明かされるビックリする真実があります。
映画はあくまでも「悪童日記」だけの内容だったので、その後の話は映画化しないのかもしれません。
祖母は孫をかわいいと思わない理由がよくわかりませんが、とてもいじわるです。それでも最後の方では、孫と祖母に連帯感があるような感じがしました。
重い内容だけど、原作の世界を、上手に映像化していると思いました。
★★★★☆ 4
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