ぼくを探しに2014/08/10

ぼくを探しに
「ぼくを探しに」 シネマライズ
幼い頃に両親を亡くし、そのショックで言葉を話すことができなくなったポール(ギョーム・グイ)は、2人の伯母のもとでピアノを学びながら育てられる。ある日、同じアパルトマンに住む謎めいた女性マダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)と出会う。彼女のいれたハーブティーを飲むと、閉ざされていた記憶が少しづつ呼び覚まされる…。
フランスのアニメ作家シルヴァン・ショメが初めて撮った実写長編作です(オムニバス映画『パリ、ジュテーム』の「エッフェル塔」で初めて実写短編は監督してるそうです)。
彼のアニメ「ベルヴィル・ランデブー」「イリュージョニスト」は、私の大好きな映画です。そのファンタジー性もいっぱい取り込まれている映像は、不思議な世界でした。ミュージカルっぽくなっているところもあります。全体的にカラフルで明るい色彩に包まれています。特にマダム・プルーストの部屋はチラシの写真のように部屋いっぱいに植物を育てています。主人公は話せないので、その表情やしぐさで、気持ちが伝わってきます。甘い母の記憶は見ていてもウットリします。大変なショックを受け、そのトラウマで前に進むことができない、マダム・プルーストによって、自分探しの旅に踏み出して行きます。
マドレーヌやシューケットが出てきて、おいしそうです。近日中にシューケットを食べたくなりました。シューケットは一口大に焼いたシュークリームのシューで、大粒の砂糖がまぶしてあります。中にクリームが入っていないものが一般的です。主人公の好物です。

★★★★☆ 4+

コメント

_ りさ ― 2014/09/10 00:57

今日観てきました。もう後半は主人公に感情移入してしまい、涙涙。ラストもとても素敵。サントラ欲しいな

_ spice管理人 ― 2014/09/10 10:58

りささん
「ぼくを探しに」好きな映画です。りささんも見れて良かったです。そうだ、シューケットまだ食べてないなぁ。

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