カッコウの卵は誰のもの2014/07/18

カッコウの卵は誰のもの
「カッコウの卵は誰のもの」 東野 圭吾・著 光文社文庫
かつての名スキーヤー・緋田宏昌は、妻の死後、娘の風美が自分の子どもではないことを知る。愛情をかけて育ててきた娘もまた、父の影響で将来有望なスキーヤーに成長。才能と遺伝を研究している柚木が、父娘の遺伝子を調べさせてほしいと言ってくるが、拒み続ける。
そんな折り、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れる。
緋田は、娘の出生の秘密を探ろうとするが、謎は深まっていくばかりです。秘密を知る人が亡くなっているからです。
しかし長い間、親子として暮らしてきて、血のつながりがないからと言って、そうそう別れられるものでもないです。もはや親子になってしまっているのですから。読んでいても、真相を想像できませんでしたが、最後はすっきりできました。読みやすい本でした。