Spice -映画・本・美術の日記-

「一分間だけ」　ニッショーホール（試写会）
ファッション雑誌編集者のワンチャン（チャン・チュンニン）は、ある日ゴールデンレトリバーの子犬をもらってくる。リラと名付け、同棲中のハオジェ（ピーター・ホー）と2人で一緒に育てる。次第にワンチャンの仕事が忙しくなると、仕事にのめりこんでいく。リラの世話はハオジェにまかせ気味、2人は少しづつすれ違っていく。言い争いも増えて、ついにハオジュは家を出て行ってしまう。リラとワンチャンだけの生活になったが、リラが病気にかかっていることがわかる…。
原田マハの小説を台湾で映画化したものです。あらすじを聞いただけで、内容が想像できるのですが、本当に予想通りの内容でした。しかし、こういう犬の出てくる映画は、なんとも涙腺を刺激しますね。このリラもかわいらしいんだけど、あんまり主張すぎないかわいさです。何げないことが、回想シーンで流れただけで、ウルウルです。会場は鼻をすする音であふれていました。仕事のトラブルなどに対処しつつ、大変さが伝わってきます。でも大切なものって、後からわかるものなんだよねぇ。チャン・チュンニンきれいでした。

★★★☆☆　3+