母の身終い2013/12/29

母の身終い
「母の身終い」を観てきました。
麻薬密輸の片棒を担いで服役したアラン(ヴァンサン・ランドン)は、出所後、母(エレーヌ・ヴァンサン)の家に転がり込む。仕事が思い通りにならず、イライラして、母と衝突したりする。几帳面な母と昔からソリが合わない。ある日、母が脳腫瘍に冒されていて、スイスでの尊厳死を望んでいることを知る。
母役のエレーヌ・ヴァンサンが上品で毅然としていてステキでした。静かに真面目に生活を送っているので、ちょっと眠くなったところもあるんだけど、料理したり、隣人男性とお茶を飲んだり、ジグソーパズルを一緒にしたり、まるで夫婦のような生活が興味深いです。隣人と長く親しくしているのがわかります。アランも母とケンカしたら、隣りの家に行きます。
母と息子の想いが伝わり合う瞬間には感動するものの、尊厳死を望む母の気持ちは、なかなか共感できるものではないです。まだ想像できないです。
「グォさんの仮装大賞」に続いて、人生の終わり方についてを考えさせられます。

★★★☆☆ 3+